自動車保険に加入していれば、JAFは不要か?
自動車保険の契約時や更新時に、このようなご質問をいただくことが多々あります。 今回は、この疑問について、お話していきます。
「ロードサービス」とは、どのようなサービスなのか?
「ロードサービス」として提供されるものを大きくみると、 「現場応急対応(クイックサービス)」と 「車両搬送(レッカー・積載車による搬送)」の2つに分けられます。
まず、「現場応急対応(クイックサービス)」です。 バッテリー上がりやインロック時の鍵開け、タイヤを溝に落としてしまった時の引き上げ、 スペアタイヤ交換や燃料切れ時の燃料配達サービスなどが、 「現場応急対応」にあたります。 このサービスの利用にあたって気をつけなければいけないことは、 保険会社によっては「燃料配達サービス」と「バッテリー上がり」については、 年1回だけ利用できるサービスとなっていることがある、ということです。 ロードサービスの出動依頼時に、受付窓口で確認されることをお勧めいたします。
次に、「車両搬送」です。 現場での作業で復旧が不可能な場合、修理工場などへ車両を搬送するサービスです。 事故や故障はもちろん、 ハイブリッド車や電気自動車では、燃料切れの際に、搬送が必要となることがあります。 保険会社によって、搬送できる距離は違ってきますので、 ロードサービス依頼時に、搬入ご希望の工場まで搬送が可能か、受付窓口で確認されることをお勧めいたします。
「自動車保険のロードサービス」があれば、「JAF」は不要?
ここまで、ロードサービスの内容を見てきましたが、 「それでは、JAF加入は不要じゃないか」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
ところが・・・
JAFにしか対応できないトラブルもあるのです!
雪道やぬかるみでのスタックは、保険会社のロードサービスの対象外、 JAFにしかできない作業なんです。
参考までに、JAFのサービス内容のリンクを貼っておきます。 JAF ロードサービスの内容
スキーに出かける機会のある方など、 JAFのサービスも必要と感じられる方は、 保険会社とJAFの双方のロードサービスが使えた方が安心でしょうね。
<side note>
日頃は降雪量の少ない地域にお住まいの方が、 ディーゼルエンジンの車で、スキーなどのために寒冷地に行く場合、 ご自宅付近で軽油を満タン給油するのではなく、 行きがけはスキー場まで行けるだけの軽油を給油しておき、 現地のスタンドで軽油を満タン給油した方が、トラブル防止ができます。 というのも、実は、軽油は温度が下がると、凍結することがあるのです! そのため、寒冷地のスタンドで販売されている軽油には、凍結防止剤が含まれており、 気温が下がっても凍結しないようになっているのです。 ディーゼルエンジンの愛車にお乗りの方、 寒い時期のドライブの際には、足元はもちろんのこと、 燃料にも気を配ることで、余計なトラブルを防止でき、楽しいドライブになりますよ。