突然ですが、みなさん家計簿はつけていますか?
物価上昇で身近なものがどんどん値上がりしているので、なんとか家計をやりくりされてる方も少なくないと思います。そのために家計簿をつけだした方もいらっしゃるかもしれません。でも家計簿って、いざつけようとするとレシートを集めたり、クレジットカードの明細とにらめっこしたり、けっこう骨の折れる作業でなかなか続かないんですよね。
そこで!今回はそんなハードルの高いことをしなくても”あること”をするだけでしっかりお金を管理できる方法をご紹介します。
キャッシュフローを意識していますか?
”キャッシュフロー”とは、お金の流れのことを言います。
かんたんに言うと、まず収入(お給料など)が生活口座に会社から振り込まれます。
そこから支出(食費、光熱費、家賃、通信費…)が出ていきます。余ったお金が預貯金になります。
…当たり前じゃん!という感想が聞こえてきそうですが、実は
収入と支出、いくら使っていくら余ったのか、もしくはいくら赤字なのか、というこの
ものすごく当たり前のことが把握できていないご家庭がとても多いんです。それはなぜでしょうか?
増える銀行口座、追いつかない管理
あなたは銀行口座をいくつ持っているでしょうか?
銀行口座を持ちすぎると、どの口座にいくらあって何が引かれているのか把握するのがとても難しくなります。
給与振り込みの銀行が指定されている、住宅ローンだけこの銀行から引落になっている…など
さまざまな理由で銀行口座は増えがちです。では、理想の口座数はいくつでしょうか?ここで診断してみましょう。
・2~3つのあなた、素晴らしいです!!
・5~6のあなた、改善点ありです!!(大丈夫、私も昔そうでした!!(;^_^A)
・もはやいくつあるのかわからないあなた、実はすでに大赤字かも… lllガーンlll
なのでまずは口座を管理できる範囲(おすすめは3つ)にしぼることから始めてみましょう!
そして、その3つの口座に名前(目的)をつけます。
生活資金 ・ 預貯金 ・ 緊急予備資金
この3つです。
口座の目的をこの3つにしぼることで、
家計簿をつけずに半自動的にお金の流れを把握することができます!
銀行口座は目的別に使い方を分けよう
まず、お給料が入ってくる口座と支払いの口座(クレカ引落しも同様)を1つにまとめます。
これを”生活資金口座”とします。仮に1月分のお給料が25万円だとして、
生活資金口座にはお給料日に50万円がある状態になるようにお金を入れておきます。
これなら多少出費が重なった月があったとしても、2か月分の給与分は口座にあるので残高不足は防げますし、
仮に10万円分節約できれば次のお給料日に口座には約60万があるはずですので、50万を超えた分を
”貯金口座”に移します。
こうやって、『50万円を超えた分をどんどん貯金口座に移す』単純作業さえすれば、
家計簿を付けなくても「お給料の範囲内で生活ができている」・「余りを貯金できている状態をつくる」ことができます。
逆に2,3か月たっても50万を超えることがないのであれば、それは生活が赤字になっている証拠ですので
必要でないものは買わない、外食を減らす、固定費を見直すなどの対策が必要です。
ちなみに”緊急予備資金”は、大病して働けなくなったときや、急に失業したとき等の、突然まとまったお金が必要になったときのための口座なので、大体年収分くらいのお金をこの口座に入れておきましょう。よほどのことがないと使わないように定期預金にしておくとさらに安心です。
まとめ
いかがでしたか?
銀行口座とその目的をしぼることで、家計管理が誰でもカンタンにできることが伝わりましたでしょうか。
口座が複数個あったり、引き落としが色んな口座にばらばらに設定されていると、生活資金口座を整備するのに苦労するかもしれませんが、一度設定してしまえばあとは半自動的に家計の黒字・赤字が一目瞭然なので、ぜひ、家計簿が苦手な方・家計が把握できていない方には試していただきたいです!